何故か涙が出そうだった

数日前から弟が帰って来ていました。
今日の夜中にまた埼玉に帰って行ったんですけどね。

その間、カラオケ行ったり、お墓参り行ったり。

今日は私も午前中から実家で過ごしていました。
父は生憎旅行へ行きましたが、母と弟と犬と私で
まったり過ごしました。

午前中は弟と二人で私の愛車を洗車。
とにかく汚れていたので。
洗車用の道具を二人で買いに行き、洗う役、水を流す役に
分かれてお互いわーわー言いながら洗った。
風が結構吹いてて、お互い足元ずぶ濡れ。
窓は弟がガラスコーティングを全部塗ってくれた。

お昼ご飯は母の作ってくれた栗ご飯を食べて、
その後、三人で近所のスーパーに買い物へ。
弟が食べたがってた生しらすは今日は無くて残念。

家に戻って、買ってきたスイーツ食べたりしつつ
ゴロ寝して、母は洗濯物取り込んだり、弟は携帯でゲームしたり…。

網戸にした庭側の窓から秋の風が心地良く入って来てて、
私はゴロゴロしながら、何だかノスタルジックな気持ちになっていた。

何となく子供の頃に戻ったような、不思議な気持ち。
お母さんが家事をしてて、弟がゲームしてて…。
高校生くらいの頃に戻ったような…、もしかしたら、
もっともっと小さい頃に戻ったような…。
とにかく私はその時、旦那様の妻である私ではなく、
両親の子供である私の気持ちに還っていた。

それで私は何故だか涙が溢れそうになってしまった。

私は自分の実家がとにかく近くて、結婚してから実家は
のんびり帰る場所というよりは、用事があって
ちょっと立ち寄る場所…みたいな感じだった。

結婚して家を出ている事を、悲しいと感じた事は今までない。
自分の部屋は改築されて、父のTV部屋になってるし、
居心地から言えば、現在の家の方がずっと良い。

だけど、何であんなに懐かしくて涙が出そうになったんだろう？

今、心に少しの不安のようなものがあって、
それが作用したのかも知れないし、
秋の風と弟の存在が相まって泣けたのかも知れない。

とても不思議な時間だった。
思いだすと泣きそうになるのに、温かい気持ちにもなる。
本当に不思議な思いだった。